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りゅうおうのおしごと5

最初に紹介する作品を何にしようかと考えたのですが、やはり、最近発売された中で一番熱い作品にしようと思います。

それが、こちらになります。

りゅうおうのおしごと!5 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと!5 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと5
著 白鳥 士郎
イラスト しらび
オススメ度 ★★★★★

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まずは、初見の方のためにシリーズのあらすじを紹介。

中学生で将棋のプロ棋士となり、16歳で将棋界の最強タイトル「竜王」の保持者となった九頭竜八一(やいち)。
しかし、「竜王」位の重圧から、スランプに陥ってしまう。
そんな彼のもとに「弟子にしてもらう」という約束を片手に押しかけてきたのは、小学3年生の雛鶴あい。
若干、9歳の女子小学生であった。
通報待ったなしの危機的状況を前に、八一の明日はどっちだ!?

発売当初、このご時世にメインヒロインの年齢が一桁という暴挙にでた著者と、それにGOサインをだした編集部に戦慄しました。
しかし、蓋を開けてみると、著者の前シリーズである「のうりん」の執筆で培われた、綿密な取材による描写、黄金比とでも言うべきシリアスとコメディの配分が遺憾なく発揮されていました。

本シリーズは、先日発売された「このライトノベルがすごい2017」において、「第一位」という快挙を成し遂げ、名実ともに今、一番熱い作品へと昇華しました。

興味を持たれましたら、1巻からどうぞ。

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

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前置きが長くなりましたが、待望のシリーズ5巻が、今回紹介する内容となります。

5巻のあらすじがこちら。

「アーロハ―♪」
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を
訪れた八一だったが……なぜか弟子や師匠までついて来てる!? 一門(かぞく)旅行!?
おまけに銀子と夜の街でデート!? そんなんで名人に勝てるのか!?
あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷
つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。……だが、
「もう離さない。二度と」
一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔する――!!
将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!

Amazon 商品紹介ページより抜粋


月並みな言葉になってしまいますが、とにかく熱かった。
熱い。
ただただ熱い。
読んだ直後はそれしか言えなくなるほどの熱量でした。



ここからはネタバレ要素も含みますのでご注意ください。



序盤。
第一局の舞台はハワイ。
いつもと違う環境でちょっぴりダイタンになる姉弟子がとにかく可愛いかったです。
そんな姉弟子に当てられてホワホワした気分で読み進めていたら、怒濤のシリアス展開へ。
竜王位を取れば、タイトル通算100期と永世七冠が決まる、将棋界の生ける伝説「名人」に、自身の将棋観を根底から否定される一手を打たれた八一。

思考の袋小路に迷い混み、どんどん追い込まれていく八一。
遂には、記者からの心ない陰口により、最愛の内弟子を自宅から追い出すまでに。

そんな八一を励ますために、盤外戦術を使ってでも貪欲に勝ちを取りに行く天衣の健気さに心が洗われました。

そして、なんと言っても、桂香さんからのエールが素晴らしかったです。
幼いころから八一のことを見てきた年上の妹弟子が、死力を尽くして彼のためだけに将棋を指す場面は涙なしには読めませんでした。
「報われない努力はない。それを証明するために戦いました。」

その言葉で見事に再起を果たした八一。
まさに王道と言うべき展開。
私の涙腺も決壊。

最終局面を迎える竜王戦は凄すぎて、熱いと表現するしかできなくなるほどでした。
そんな第四局の行方は是非、本編でお楽しみください。

また、感想戦でも驚きがありました。
前巻で登場した時にルビがふっていないので、気になっていたのですが、まさかここにきてサプライズをされるとは思いませんでした。
それにしても、皆、八一のこと好きすぎですよね。
爆発しろ。

りゅうおうのおしごと!5 (GA文庫)

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